月額料金と工事費は比較されるのに、事務手数料はほとんど比較されません。開通のときに一度だけ払う費用だからです。
ただ、実際に4社の重要事項説明書を開いて並べてみると、金額に1.5倍の開きがありました。しかも書き方が各社でそろっておらず、名前や税の表示を確かめずに数字だけを拾うと読み違えます。
1. 4社を並べると、1.5倍の開きがある
| 事業者 | 名称 | 記載金額 | 税込 |
|---|---|---|---|
| おてがる光 | 契約事務手数料(新規契約) | 3,300円(税込) | 3,300円 |
| DTI光 | 契約事務手数料 | 3,300円(税込) | 3,300円 |
| @nifty光 | 新規回線契約料 | 3,300円(税込) | 3,300円 |
| ahamo光 | 契約事務手数料 | 4,950円(税込) | 4,950円 |
3,300円の3社と、いちばん高いahamo光とで、1,650円の差があります。
金額そのものは月額料金1か月分にも届きません。ただ、月額の差が数百円で語られる世界で、初回に1,650円の差がつくのであれば、3年総額の比較に入れておく意味はあります。
2. おてがる光の書類は、税別表示から税込表示に変わった
おてがる光の重要事項説明書には、2026年8月29日に確認した時点では、こう書かれていました。
本重要事項説明書に記載している金額はすべて税別金額になります。
そのうえで、初期費用の欄はこうなっていました。
初期費用
●新規に FTTH 回線をお申し込みの場合
・契約事務手数料 2,000 円
つまり、この書類の「2,000円」は請求額ではなく、実際に払うのは税込2,200円でした。
ところが、2026年9月24日に確認した版(「改定日:2026年6月17日」と記載)では、冒頭がこう変わっています。
表示価格はすべて税込で記載しております。
そして初期費用の欄は「契約事務手数料(新規契約)3,300円」です。8月29日から9月24日までの間に、税の表示ルールも金額も変わっていました。
ほかの3社は税込で書いてありました。同じ「重要事項説明書」という名前の書類でも、税の表示ルールは各社が決めていて、しかも変わります。書類の中に税表示の注記があるかどうかを先に見る、というのがここでの実務的な結論です。
3. @nifty光には「事務手数料」という項目がない
@nifty光の説明書には、事務手数料という言葉が出てきません。代わりに、こう並んでいます。
新規回線契約料(※1) 3,300 円
乗り換え手数料(※2) 3,300 円
事業者変更(新規)手数料(※3) 3,300 円
入り方が3通りあり、それぞれに別の名前がついていて、金額はどれも3,300円です。同じ説明書に「本説明内の価格表示は不課税と表示のあるものを除き全て税込みです」とあるので、この3,300円は税込です。
「事務手数料」で検索して見つからなかったからゼロ、ということにはなりません。名前が違うだけです。
4. 料金ページには載っていないことがある
DTI光では、2026年8月29日の確認時点では契約事務手数料が料金ページに見当たらず、重要事項説明書に3,300円と書かれていました。2026年9月24日には料金ページにも3,300円の記載があります(トップページには金額がなく、「別途、契約事務手数料などの初期費用」がかかるとだけ書かれています)。
事務手数料は月額料金の比較表に載りにくい費用です。載せても各社ほぼ同じで差がつかない、というのも理由でしょう。ただ実際には上で見たとおり1.5倍の差があります。
見るべき書類は、料金ページではなく重要事項説明書のほうです。
公式サイトで最新の条件を確認する
料金・キャンペーン・工事費の条件は予告なく変わります。本記事の内容は2026年9月24日時点で確認したものです。申し込みの前に、必ず公式サイトで最新の条件をご自身でご確認ください。
※上記は広告リンクです。リンク経由のお申し込みがあった場合、当サイトは広告主から成果報酬を受け取ることがあります。DTI光・ahamo光・おてがる光・@nifty光の報酬は、いずれも広告主にとって新規のお申し込みだけが対象です。また、DTI光=申込後のキャンセルや開通月当月の解約/ahamo光=同一世帯での複数申込や解約後の再開通/おてがる光=申込後のキャンセル・開通に至らなかった場合・同一住所や同一世帯での複数申込/@nifty光=3年プラン以外でのお申し込みや申込当月内の解除、などの場合には報酬は発生しません(成果否認)。これらの報酬条件が、本文の評価や結論に影響することはありません。
まとめ
事務手数料は税込3,300円から4,950円まで、4社で1.5倍の開きがありました。
金額そのものより、書き方が各社でそろっていないことのほうが実務的には厄介です。おてがる光は8月末の確認時点では税別で書いていて、9月には税込表示に変わっていました。@nifty光は「事務手数料」という言葉を使いません。数字だけを拾って並べると、そのまま比較を誤ります。
なお、この記事で確認していないことがあります。事務手数料が割引やキャンペーンの対象になるかどうかは、今回の4社の説明書からは読み取れませんでした。ここは別途確認します。
出典
- おてがる光「おてがる光重要事項説明書」https://otegal.jp/rules/important-matters.pdf (2026年8月29日確認・2026年9月24日再確認。9月24日の版は「改定日:2026年6月17日」と記載)
- DTI「光インターネット接続サービス 重要事項説明書」https://dream.jp/agreement/ftth_dti_important.html (2026年9月24日確認)
- DTI光 ご利用料金 https://dream.jp/ftth/dti/charge/ (2026年9月24日確認)
- ニフティ「電気通信事業法第26条に基づくサービス説明 @nifty光について」(2026年8月20日付)https://setsuzoku.nifty.com/promo/syohisya_hogo/niftyhikari.pdf (2026年9月24日確認)
- @nifty光 料金ページ https://setsuzoku.nifty.com/niftyhikari/price/ (2026年9月24日確認)
- ahamo光|NTTドコモ 公式サイト https://www.docomo.ne.jp/internet/ahamo_hikari/ (2026年9月24日確認)